なほ税理士事務所

2024.06.28 VOICE

株式会社Arms

資金繰り支援・決算ミーティング

決算時に行われる税理士との「決算ミーティング」では、経営者と税理士が一堂に会し、
企業の業績や財務状況について詳細に検討します。

なほ税理士事務所では、当年度の業績確認から現金の入出金と決算書の数値のズレの分析、税金負担の増加と銀行評価の対策検討など、様々な重要事項について話し合い、お客様に最適な経営サポートを提供しています。
この記事では、具体的なミーティング内容をご紹介し、経営者がどのようなメリットを得られるかを詳しく解説します。

税理士と決算ミーティングで何を打ち合わせするのか

決算時には、経営者と税理士が「決算ミーティング」と呼ばれる会議を行います。

1. 当年度の業績確認

大型モニターを使い、今期の業績を確認します。前期との比較をしながら、各勘定科目ごとに数値と企業の取り組みを照らし合わせてディスカッションを進めます。

本事例では、売上高の大幅な増加と外注費の削減により粗利が改善し、全体的に好調な業績が確認されました。
しかし、この調子で業績が伸び続けていくと、次期には多額の法人税が発生することもお客様と
認識を共有しました。

2. 現金の入出金と決算書の数値のズレ

経営者の体感する現金の流れと、決算書上の数値が一致しないことがあります。
このズレの理由について分析し、決算書上の利益と現金の増減の差異は会計上の考え方の違いによるものであることをご説明いたしました。
また、月次の収支管理の重要性を強調し、月次試算表や決算書の利益だけで現金の増減を推測するのは適切でない点もアドバイスいたしました。

3. 税金負担の増加と銀行評価

好調な業績に伴い、次期の法人税負担が大幅に増加すると予測されます。
当期の業績が続くと、銀行からの評価も高くなり、融資時に有利な条件が得られる可能性があります。
一方で、税負担の増加が資金繰りに与える影響も懸念されました。
そこで、銀行評価を保ちつつ、資金繰りへの影響を最小限に抑えるための納税の最適化案を提案いたしました。

4. 税金増加への対策検討

次期の税金増加に対する対策として、役員報酬の増額や賞与の支給を提案いたしました。
社会保険の負担を最小限に抑え、法人税の負担を減少させる最適な支給金額のラインを提示した結果、
200万円以上のキャッシュフロー改善が見込まれました。
そのほか、経費の最適化や納税タイミングの調整など、様々な対策を検討し、お客様に提案しています。

最後に

決算ミーティングで税理士と何を打ち合わせするのかをご紹介いたしました。
このように、お客様の実情にあわせて、なほ税理士事務所では、
経営者とともに詳細な分析と対策を行い経営サポートを行っています。

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